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食べ物の選び方一つでできる冷え性対策!積極的にとりたい体を温める食べ物

東洋医学では、食べ物には陰陽の性質があると考え、それぞれの食物は「陰」「陽」に分類されます。

陰のカテゴリーのものは、体を冷やしたり、体の熱を取り除くといわれています。一方で、陽のカテゴリーのものは、体温を上げて体の活力を高めたり、体の冷えを改善する効果があります。

体を冷やす作用があるものは、冷え性の人や寒い季節には特に避けるべきとされています。
東洋医学では、基本的には体を冷やすことはよくないとされていますが、陽の性質の強い食べ物を多くとると体の中に陽の気がこもりすぎてほてってしまうので、陰陽のバランスを取りながら食べることが大切とされています。

食物は、それぞれに陰陽の性質がありますが、その性質は調理方法によって変わることもあります。

たとえば、果物のみかんは美味しいですが、「陰」に属していますので、そのまま食べると体を冷やす作用が強いです。
寒い冬に食べる機会の多いみかん、ただでさえ気温の低い冬は、体を冷やしてしまう陰のものを摂ることはできるだけ避けたいもの・・・。
でも実は、陰のみかんも焼きみかんにすると今度は「陽」のものとなり体を温めてくれるのです。

焼きみかんの作り方は簡単です。
ガスコンロに網をセットして、みかんを皮ごと載せて焼くだけ。皮が黒くなるまで焼きましょう。
体が冷えやすい冬は特に、体を冷やしてしまう生のみかんよりも、体を温めてくれる焼きみかんにして食べると陽のエネルギーを取り入れることができるのでおすすめです。

その他にも、葉物系の生サラダ、生野菜、コーヒー、精製された白砂糖は体を冷やす「陰」の食べ物です。
一方で、根菜類のゴボウ、にんじん、紅茶や甜菜糖は「陽」の食べ物です。

例外もありますが、一般的に、夏に収穫する食べ物や南国でとれるものは体を冷やす「陰」のものが多く、冬に収穫する食べ物や寒い国でとれるものは体を温める「陽」の作用をするものが多いといえます。

冷え性の人は、飲み物を選ぶ際にはコーヒーよりも紅茶を飲む、お菓子ならば白砂糖を使っているものよりも黒砂糖類を使っているものを食べる、野菜もサラダで食べるよりできるだけ火を通して調理すると、体を冷やさずに済むだけでなく温めることができますね。

外食する際には、陰のものよりも陽の性質の食べ物を意識して選ぶとよいでしょう。

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